マスカットやライチを思わせる爽やかな甘い香りが特長で、古来エジプト文明期やローマ時代より重宝されヨーロッパで美容や健康を保つハーブとして知られてたこともあり、現在でも夏風邪や二日酔い、夏バテ予防に効くと広く一般家庭で手作りのシロップが作られています。
日本人にはあまり馴染みのない植物ですが、オーストリアやドイツなどでは民家の庭や森の中など至る所で目にすることができます。果実・花・樹皮・葉・根などすべての部分に薬効があるので無駄なく活用することができます。
「万能の薬箱」と呼ばれるほど民間療法の中でも最も大切な薬草の1つとして珍重されている植物で伝統的に健康飲料として親しまれ花のジュースやお茶などはスーパーや薬局などで容易に手に入るポピュラーな食品です。
3〜7mほどの潅木で、葉は羽根状の形をし、ややクリーム色がかった白く小さなかわいらしい花が春から初夏(5月中旬〜6月頃)に咲き、その後秋にかけてブルーベリーに似た黒紫色の小さな実をつけます。
しかし花は1年のうち夏の約2週間ほどしか咲かないそうなので、生花を入手するのは非常に困難です。
熟したエルダーベリーにはビタミンA,Cが豊富に含まれているので冬に入る前に熟した実を乾燥させワインやシロップにして貯蔵しておきます。
そして真冬の間に摂取することで風邪の予防に役立てているそうです。
このように余すところのないエルダーフラワーには昔から不思議な力を持つ木としても敬われ、その木は悪霊や魔女を追い払い、家畜をその呪いから守ると信じられていたそうです。
抗炎症作用があると思われる植物酸とフラボノイド類を多く含むので、穏やかな発汗作用や炎症緩和があり体を温めてくれます。
寝つきが悪いときや季節の変わり目の体調不良、風邪のひき始めの症状、関節炎、便秘などにも効果が期待できます。
解熱、消炎、刺激緩和作用があるとされています。
また、フラボノイドには抗アレルギーの働きもあるので、花粉症・鼻炎の緩和にも役立ちます。更には免疫機能を刺激し活性酸素除去の働きがあるため、老化防止・若返りのハーブとしても親しまれています。妊婦さんにもいいそうですよ。
ドイツの家庭では、花を摘んではシロップやリキュールを作るんだそうです。
《作り方》
花を摘んでボウルにいれ不純物を丁寧に取り除きます。
水と砂糖を入れて3日間ほど冷暗所にて保存すれば出来上がりです。
詳しい作りかたについてはCOOKPADにてひんきぃのキッチンのひんきぃさんが紹介してくれています。
このホルンダーシロップは、ミントの葉やレモンを浮かべたグラスに入れて水やスパークリングワインで薄めて飲みます。
他にも紅茶の甘味料の代わりにしたり、また白ワインやシャンパンに少々加える等広く使われています。
ダルボ社の『エルダーフラワーシロップ』が賞を受賞したこともあるそうで、特に人気があります。
またはホルンダー・ブリューテン・シロップというのもオーストリアの隠れた名品といわれるほど有名だそうです。
【根っこ】・・・ワインで煮て使用
水当たり、蛇の毒など
【摘みたての葉】・・・湿布として使用
炎症や潰瘍、痛風を鎮める
【花】・・・ハーブティー
風邪や咳止め
甘さの調節ですがハンガリーではアカシアハチミツが一番人気だそうです。
アカシアハチミツは酸味が少なく甘味も控えめなため、エルダーフラワーティーの味や香りを楽しむことが出来ます。
葉と生の実には有毒なシアン・アルカロイド類が含まれているので、生のまま食べると有害です。
■ボトルグリーンのエルダーフラワー
・アイスワイン(カナダ・オンタリオ)
ボトルグリーンのエルダーフラワー(清涼飲料)についての詳細あり
■エルダーフラワーコーディアル(濃縮液)
コーディアル=cordial とは、花や薬草(ハーブ)等をシロップにつけ込んだ濃縮液のことです。
■ダルボ エルダーフラワーシロップ
■ホルンダー・ベニエ エルダーフラワーの花びら入りお菓子の作りかた
■ハーブ図鑑 エルダーフラワー
エルダーフラワーシロップの作りかたやハーブティーブレンドレシピなどが掲載されています
■ハーブ辞典 エルダーフラワー
■「ウィーン便り 風の街のシンフォニー」山城薫 著書
ホルンダーのシロップについても詳しく紹介があるそうです。







